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図書館はワンダーランド


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突然ですが皆さんは図書館を利用することはありますか?私は図書館が大好きです。なぜかと言うと、その時の自分に合った本が不思議と自分の目の前に現れることがあるからです。「そんなの気のせいだよ。」と思う人もいるかもしれません。しかし私にはそんな体験が何度もあるのです。

ある暑い夏の日、これからどうやって英語を勉強していこうかと心の中で漠然と考えていた矢先のことです。図書館の棚の間をなんとなく歩いていると、「英語と運命 (中津燎子 著)」と言うタイトルの本が目に留まりました。そのタイトルに魅かれ内容を見ることなくその本をかりてみると、第二次世界大戦を生き抜いた女性の人生と英語について活き活きと描かれ、気がつくと私はその本を夢中になって読んでいたのでした。そしてこれからどうやって英語を学んで行こうかと心にあった疑問へのヒントをその本から与えられたような気がしたのでした。

それだけではありません、本の表紙の色にたまたま魅かれて手に取った本が思いのほかおもしろく、新しい世界へ自分を導いてくれることもあります。そしてその本が紹介する別の本を手に取ることで、自分でも気がつかないうちにどんどん世界が広がって行くのです。例えば私は紅茶を飲むことが大好きです、紅茶と言えばイギリス。イギリスと言えば、イングリッシュガーデン。しばしイギリスの庭に目を奪われていると、今度は日本の里山を紹介する本につながることだってあるのです。私は今日本の里山にすっかり魅了され、庭造りにその考え方を取り入れてみようと試行錯誤しています。

まだまだ暑い日々が続きますが、秋はもうすぐそこまで来ています。読書の秋、本の色や、紙の質、厚さなど、なんとなく「これいいな」と心に感じる一冊を手に取って、あなたの心を豊かにする一冊を見つけてみてください。図書館は素敵なワンダーランドです。