グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ


身近にある奇跡


ホーム >  下土狩校 ブログ >  身近にある奇跡

昨年のことです。
ある晴れた日の朝、ふと外に目を向けるとキアゲハが気持ちよさそうにヒラヒラと飛び回っている姿が目に飛び込んできました。
空を舞う蝶が大好きな私にとって、「今年も蝶の季節がやってきた!」と、春は心がときめく季節です。とはいえ、日々の暮らしの中で、身近に息づくこの小さな奇跡を気に留めることなく過ごしていましたが、「興味がある事柄を詳しく調べてみることが大切!」と生徒たちに伝えるからには、自分もと思い、昨年、キアゲハを自分で育ててみました。
皆さん、蝶はどのような過程を経て成長するかご存じですか。卵から孵化(うか)し小さな幼虫となり、脱皮を4回繰り返したのちに蛹(さなぎ)となり羽化を経て蝶になるのです。この写真のような幼虫が数週間後には蝶となり空を舞うのです。奇跡ともいうべき、完全変態(かんぜんへんたい)を遂げる蝶の魅力に私はすっかりと夢中になってしまったのでした。

また今年も育てようと思い、プランターにまずパセリを観察用に植えましたが、パセリ自体が成長しておらず、まだ幼虫を観察できないでいます。他にも近所の畑の三つ葉を観察していますが、去年はGWにはわんさかいました幼虫が今年はほとんど見つかっていません。気候など環境の影響もあるかもしれませんが、これまたなぜ?という学習につながります。

皆さんも普段ひょっとしたら見過ごしてしまいがちな身近な自然に目を向けてみませんか。小さな奇跡を発見できるかもしれません。