グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ


えっ、もう12月!


ホーム >  御殿場校 ブログ >  えっ、もう12月!

さて、2022年、今年も最終の月、12月になりました。「えっ、もう12月!」とみなさんも、自分で言ったり、友だちから聞いたりしたことでしょう。この月は学校が終われば、冬休みになって、その後は、クリスマスや大晦日などイベントがいっぱいあります。家族や親戚の集まりもあって、お正月にはお年玉がもらえるという大切な行事もあります。クリスマスカードや、年賀状を書いたり、お餅をついたりもするでしょうか。12月を「師走(しわす)」と呼び、普段、どっしりと落ち着いている先生(お坊さん)も走ってしまうほど忙しいとよく言われる月です。

こうしたあわただしさの中で過ぎていく12月ですが、学習面では1年の締めくくりを実現させる時期ととらえましょう。来年になれば、また新しいことを学んでいくことになりますが、この1年間で勉強したことを総復習しておきましょう。特に、土曜や日曜、そして冬休みを活用して弱点を明確にしてそれを克服しましょう。

小学生は、来年になると現学年のまとめ学習があります。それに対して弱いところを今のうちに復習するといいですね。特に算数は、中学、高校と続いていく教科(数学)で、今がその基本になります。中学1・2年生は来年の1月に「学力診断調査(略して「学調」)」という5教科の実力テストがあります。これは静岡県全体で行われる学力診断テストです。両学年とも、今までに経験したことのない広い範囲からのテストになります。全体を網羅するためには、早め早めに復習していかないと間に合いません。特に中学2年生はたいへんです。

また、中学3年生はいよいよ三者面談を行って、志望校合格へ向けて意志を固め、この時期は、入試本番に向けての実力アップが必須となります。三進でも冬期特訓を進めていきますが、各自の課題の克服が重要です。もうこの時期になれば、誰かから言われたから勉強している状況ではありませんよね。自らの意思で進めてこそ学力アップが可能となります。入試に出る範囲は、小学生から積み上げてきた基本的な学習と中学生の1年から3年までの全範囲です。量としては大量ですが、決して無限なわけではありません。つまり限りのある分量で、一定の範囲なのです。「困難は分割せよ!」にしたがって小さい単元にして片づけていきましょう。言いかえると、苦手な部分をつぶしていくという作業になります。弱点をゼロにして入試本番に向かいましょう。

ところで、話を最初の「師走」に戻すと、「先生が走る」は実は当て字で、本当の語源は、はっきりしていないそうです。説はいくつかあるのですが、そのうちの一つに、「しおえる、やりとげる」ことを指す「為果つ/仕果つ(しはつ)」が変化したという説もあるそうです。まさにこの意味で、今月は、やるべきことを成し遂げて新年を迎えましょう。
御殿場校 澤味 進