中3生の夏期特訓もいよいよ終盤戦です。現在も特訓中ですが、ある頑張っている生徒を紹介したいと思います。数学が苦手で特訓当初は、問題を解こうとしても手が動かず、白紙の状態が続いていました。本人も周りの解いている音や丸をつける音を気にしているのが、こちらから見ていても伝わるほどの表情でした。苦戦しているのはわかっていましたが、コツコツ直し、繰り返し難しい問題に挑戦し続けなければ現状は打開できません。大変なことはわかっていましたが、難しい問題に挑戦させ続けました。生徒の努力もあり、ある時から少しずつ手が動くようになり、正解までいきませんがあと少しで正解にたどり着ける状況まできました。ただ生徒からすると正解できていない状況は変わらないことから、力が本当についているのかわからず心配になっていると思い、このことを伝えました。
「丸でなくても、全くわからなかった問題が7割まで解けるようになっている。
身についてきているんだ。今やっていることは間違っていない。」
目の前の問題と必死に向き合い、言われたことを確実にこなしていく。地道で本当につらいことですが、学力を上げることに近道はありません。これこそが我々が掲げている「ド根性」の精神です。この生徒が数学の点数が取れることを願いつつ、日々我々もサポートしていきたいと改めて思いました。