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学習タブレットの活用例


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この3月から「学習タブレット」を三進の授業で使い始めています。塾生の皆さんはいろいろと活用していることと思います。先日、こんなことがありました。英語のリスニング特訓をタブレットで行っていた時です。ある生徒が、問題の合い間に、タブレットの表面をやたらとこすっています。「えっ?何?」と、気にして周りを見てみると他にも何人か一生懸命に表面を指でこするような動きをしています。たとえると、くじのスクラッチをこすっているような感じです。でも、タブレットの表面をこすっても、何も出てこなくて、ただ指の跡が黒く(白く)なっていくだけだし、何しているのかなと思い、後で生徒に聞いてみました。「なんでこすってるの?」と。そしたら生徒は「消せるから!」と。黒くした画面を「クリア」で一瞬に消せる、それが楽しいらしいんです。在るものが一瞬に無くなる。苦労しても一気に消える。そこに楽しさを見出しているようです。普通に紙にいっぱい書いた字を消しゴムで消す場合、そんな一瞬ではありませんから、この「瞬間性」はタブレットならではのことと言えるでしょうか。そんな機能を記憶学習に利用するのがタブレット内の「メモリービルダー」です。この機能を、英語で見ると新出単語や重要表現の暗記練習に使えます。新出単語の場合1シート10個ずつの表になっていて、左から緑色の矢印、英単語のつづりとその日本語の意味が並びます。矢印をタップすれば音声が聞こえ、単語の発音がわかります。つづりと意味はタップで表示・非表示を切り替えることができます。英語の学習で覚えないといけないものは、何といっても単語や熟語です。中学校では基本的な単語を読めて、意味がわかり、正しく書けるようにしていかないといけません。三進の授業でも単語テストをユニットごと行っています。覚え方のポイントは、当たり前のことですが、「見ないで書ける」ようにすることです。その点でメモリービルダーは、つづりを非表示にして発音してみる、書いてみる、あるいは意味を非表示にして意味を言ってみるといった記憶形成に有効な作業ができるものなのです。表はシャッフルすることもできるので順番をかえて書けるか確認することもできます。熟語に関しても「重要表現」というメモリービルダーを活用することでその使用例文を覚えることができます。これらは学習タブレットの持っている機能のほんの一例です。まだまだたくさん有効な機能があるのでそれらを活用しながら生徒の学力アップにつなげていきたいと考えています。

御殿場校 澤味 進