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なぜ、勉強するの?


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「勉強する」の意味は、辞書によると①精を出して努めること。②学問や技術を学ぶこと。③商品を安く売ること。とあります。子どもたちは日ごろ、大人たちから「勉強しろ」と言われ続けています。なぜ、勉強しなければならないのでしょうか。勉強して結果が出ないと希望する高校、大学に行けず、思い描いた職業につけないからでしょうか。

私自身も中学生のとき、こんな勉強しても意味がないのではないか。と思うことがありました。それは、音楽の授業で、歌唱テストなるもがあり、クラス全員の前で一人ずつ先生のオルガンの伴奏に合わせて歌わされ、大いに恥をかきました(音痴なのでみんなに笑われてしまいました)。そんな経験も影響してか、音楽なんて別に勉強しなくても、将来何の役にも立たないのではと思っていました。しかし、今思い返してみると、確かに大人になって音楽とは無縁の人生を歩んでいるかもしれないが、もし、音楽に関係する職業を選択するような人にとっては非常に有効な勉強になっていたのだと思います。  

孔子の言葉に「学べばすなわち固ならず」という言葉があります。意味は「学問により、視野が広がり、ものの見方が柔軟になり、固定観念にとらわれないようになる。」とのことです。つまり、いろいろなことを勉強すれば、視野が広がり、ものの見方や考え方も柔軟になり、自分にとっての人生の選択肢が増えるのだと思います。特にまだ将来の道筋が決まっておらず、いろいろな可能性を秘めた子供たちにとっては、可能な限り多くの分野を勉強することで、自分の一番やりたいことを見つけられるのではないかと思います。さらに、自分にとっては興味関心のないものでも、あきらめずにやり抜くことは、将来、困難なことに出会っても、それを打ち破る力を養えているのだと思います。定期テストの近くなった中学生たちを見るにつけ、「頑張れ!」と心の中で祈る今日この頃です。