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「面倒くさい」から「頑張る」


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富士高前校に通う小学校6年生Kくんのお話です。
ある日の授業でKくんは、3.14×2=6.28、3.14×3=9.42・・・3.14×9=28.26を筆算することなく、全て瞬時にかつ正確に答えることが出来ました。元々算数(暗算)が得意かというと、むしろ苦手なKくんの大活躍ぶりに私も周りの生徒たちも大変驚きました。Kくんを中心にみんなで盛り上がる中、私は夏休み前に行なった算数『円の面積』の授業で「これを覚えておくと、計算が楽に、しかも速く正確になるぞ!」と話したことを思い出しました。
私は「もしかして、あのときの授業から頑張って覚えたのかい?」と聞くと、Kくんは得意そうな顔でうなずきました。そして「宿題をやっていて、計算があまりにも面倒くさくて時間がかかるので、早く終わらせるために頑張って覚えました!」と満面の笑みで話してくれました。その後、Kくんは“先生”と呼ばれ、授業でも大活躍を続けています。また、刺激を受けた周りの生徒たちも、今まで以上に頑張ってくれるようになりました。
生徒の勉強に対するやる気(モチベーション)は、『将来の夢を実現するため』、『○○が面白くて興味を持った』など様々なきっかけで生まれ持続していきますが、『面倒くさい』からでも『頑張る』気持ちは生まれるのだとKくんに教えてもらいました。これからも生徒たちによい『きっかけ』を与えることが出来るよう、私自身も『頑張ろう』と感じさせてもらえた出来事でした。

富士高前校 堀水俊介