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〇と×、どっちが大事?


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突然ですが、みなさんは、「〇と×、どっちが大事?」と聞かれたらどう答えますか。「そんなの決まってるよ。〇だよっ!あたり前じゃん。」ですよね。それでは、こんなようすの時はどうでしょうか。場面としては学校のテスト前。その対策としての塾でのプリント練習です。科目は何でもいいのですが、例えば国語で。問題を解く時間が終わって、答え合わせになり、先生が「よし。解答いくぞ!赤ペン持って!」で、そのとき先生は、いきなり答えを言わず、答えに至る過程を示したとします。「さあ、下線部の1行前の□□□を見て。」と説明を始める…。その時、例えば、自分は選択肢の(イ)と解答していたけれど、先生の説明を聞いていると、「アッ、これは(ウ)だ!」と気がつき、超スピードで(イ)を消し、サッと(ウ)になおし、先生が「以上から答えは(ウ)です。」と言ったタイミングで〇をつけます。(自分も小さい時、そうした覚えがあるんですが)自分は、答えが言われる前に気がついて書いたんだから正解で堂々と〇だと思っていました。でも、これは本当に〇でしょうか?本当のテストのとき、採点するのは先生で、途中の手がかりの説明はありませんよね。そうすると修正するチャンスはないので、これは×でしょう。ただ、本人としては〇にしたい、〇がほしいという気持ちが強いので、〇にしちゃいますよね。×はつけるのはキホン、イヤですよね。また、極端な例として、解答欄に答えが書かれていない状態でも、答え合わせの答えを聞きながら答えを書いて〇をつける。(ひぇーっ!) この〇がほしいという思いは、小さいころからの経験が積み重ねられて、おそらく身近な人たちから「テストができていい子だね。」とほめられることの影響でしょう。ほめられるとうれしいので〇がほしい。さらに、無意識に何としても〇が必要だと思い込んでしまうのでしょう。あえて言うと「〇(マル)ほしい症候群」。

しかしながら、ここで発想の転換が大事かもしれません。本来、〇はできたことを意味しますから、この問題は大丈夫なことを示す記号でもあります。例えば、1+1=2、1+2=3みたいに1から10までのたし算100題やって全部〇もらってうれしいでしょうか?できて当たり前ですから、別にうれしくないですよね。つまりこの場合の〇は、今はそれ「不要」のしるしです。〇は、いらなくて、「必要」なのはできていない×なのです。

 また、塾では「赤ペンで答えは書かないで、後で解きなおしをしましょう!」とずっと言ってます。が、それは、例えば、答えを赤ペンで直すだけでは、学力アップにはつながらないからです。大切なのはできなかった問題をできるように自分の側を変化させることです。答えをただ写しても、問題から正解までの途中の流れがわかっていないと次の時もまたできません。×の問題に正面から立ち向かわないとムリなのです。解答など何も見ないで×の問題を自力で解く。この行程こそ、テスト対策練習の本当の意味なのです。〇は、全部〇にする意味で目標ですが、そこに至るには×が大きな踏み台になるのです。

本番のテストで〇を得るために、日ごろの練習では×を大切にして勉強しましょう。