グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ


富士山と雲


ホーム >  裾野校 ブログ >  富士山と雲

出典:国土交通省ホームページ

あっという間に5月が終わり、暑い日も増えて夏が近づいてきました。晴れている日だと、裾野校の校舎からも富士山がきれいに見えます。

ときどき富士山に不思議な形の雲がかかっていることがあります。なんとなく天気が悪くなりそうだなと思っていると、雨の日が続いたりします。実はこの現象はことわざでも、観測データでも証明されていることなのです。「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」ということわざがあります。笠のような雲がかかっていると雨が降る。実際に笠雲が発生してから24時間以内に雨になる確率は、どの季節も70%以上だそうです。

なぜ笠雲ができると雨が降るのかというと、雲が発生する条件に関係があります。低気圧や湿った空気が山にぶつかり、雲が発生します。特に富士山は連山ではないので、高度が増すと、さまざまな形の雲が発生するそうです。笠雲といっても図のように形はさまざまです。

天気は2年生で習う分野です。「富士山に笠雲ができると、その後雨が降る」というのは、みなさんもご家庭や地域の人から聞いたことがあるかもしれません。自分の生活に密接している現象が、こんな風に成り立っているの?とその成り立ちが分かると、他の人に話したくなりますね。学校での勉強は難しい、嫌だなと感じている人もいるかと思います。しかし自分の勉強していることが、意外と身近なところでつながっているかもしれませんよ!