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今と未来


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川沿いの彼岸花の赤が薄くなり、秋晴れがまぶしくなる季節になりました。さて、今回は最近のニュースで気になったことを書こうと思います。アメリカ、スペースXによる民間人だけの宇宙飛行、神奈川大学の小型ハイブリッドロケットの打ち上げ成功など宇宙に関することが多いと感じています。先日、テレビで火星の探査車「パーシビアランス」の最新装備の説明と採取した岩石が2030年ごろに地球に持ち帰られることを聞きました。その岩石片を調査し、生命の痕跡が見つかれば、人類初の地球外生命体の証拠を入手することになります。調査されているのは火星だけではありません。近年、多くの研究機関で、金星の探査が計画されています。金星は硫酸の雲で覆われており、大気の約96%が二酸化炭素、地表は400℃の灼熱(しゃくねつ)です。近づくだけでも一苦労、探査機が地表に降り立っても1時間ほどしか観測できないほどです。そんな金星になぜ注目したのでしょう。それは、太陽系や惑星の進化の過程がわかったり、地球の温暖化の研究に役立つとされているからです。太陽系の惑星は、8つありますが、そのほとんどは未だに解明されていません。しかし、今後さまざまな国の研究者たちが、研究を続けていくことで宇宙のルーツに迫ることを期待しています。我々教師が教えていること、生徒たちが学んでいることは、今現在、判(わか)っているものがほとんどで、しかも全体からすればほんの一部でしょう。でも判っていることの積み上げが、いまだ解明されていないことへのステップとなっていくでしょう。今学んでいることが、先の未来につながることを信じています。
裾野校 日比 剛