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身近な発見


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夏期特訓や夏セミナーで賑わった夏もそろそろ終わりが近づいています。しかし受験生にとってはもちろん、そうではない生徒の皆さんにとっても、この夏で終わりではありません。まだまだここまでは助走のための期間でした。休み明けにはテストや様々な行事が待ち構えています。そうしたイベントを、三進で学んだことや作った友達とともに乗り越えていただければと思います。
さて、夏の間は昆虫や爬虫類も活動が活発になります。私は先日、小さなトカゲが走っているのを見かけました。日本に生息するトカゲは、沖縄や北海道、それから多くの離島を除けば2種類となります。かさかさと乾燥したウロコの茶色いトカゲ。ニホンカナヘビと呼ばれる種です。それからつるつるとしたウロコのトカゲ。こちらはニホントカゲと呼ばれる種です。ニホントカゲの子供は黒い地に黄色と青の線が走った美しい体色をしています。私が見つけたのがこちらの種のトカゲでした。
沖縄に行けば日本最大のトカゲなども見つかるそうですが、本州ではこの2種にしか出会えません。けれどそれには唯一の例外があるのです。それがこの静岡県東部、伊豆半島になります。これは2003年になってようやくわかったことなのですが、伊豆半島にだけはオカダトカゲという別種のトカゲが生息しています。見た目の違いはウロコの枚数くらいと判別するのも難しいものの、同じような例は他にありません。この狭い日本の中にも、未発見の種や事実は意外と転がっているものなのです。
今のところ、コロナの流行は収まらず、人の多い場所にはなかなか行けない世の中となっています。家族で出かけるわけにもいかず、家で過ごす時間が長引いているのではないでしょうか。けれど近くの原っぱなら問題はありません。たまには網と虫かごを持って、虫取りに出かけてみるのも良いかと思います。