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学ぶことの根本とは!?


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昼間の気温も高くなり、エアコンのお世話になっている人も増えてきているのではないでしょうか。ジメジメした梅雨の時期でもエアコンは欠かせないものですね。ではなぜ、「エアコンを使用するとジメジメしていた部屋がカラっと過ごしやすくなるのでしょうか?」湿度が下がるから??室温が下がるから??ジメジメした空気は水分(水蒸気)を多く含んでいます。この水分を外に追い出すことでカラっと過ごしやすい部屋になるのです。しかし、目に見えない水蒸気をどのようにして外に追い出すのでしょうか。実は、中学2年生の天気という単元の内容で理解できるのです!気温が下がると、飽和水蒸気量が減り1m3あたりに含むことができる水蒸気の量が減るのです。(コップの大きさがどんどん小さくなるイメージです。)さらに、温度を下げていくと、実際の水蒸気量よりも1m3あたりに含むことができる水蒸気の量が少なくなってしまい水蒸気が水滴に変わるのです。(実際の水の量よりもコップの大きさが小さくなり、水があふれるイメージです。)この温度を露点といいます。エアコンは、ジメジメした空気を集めてその空気の温度を下げて目に見えない水蒸気を水滴に変えて外に出していたのです。だから室外機のホースから水が出ているのですね。今回の疑問に対して、「だってエアコンだもん!」で終わらせてしまうのはすごくもったいないです!!なぜだろう?どうしてだろう?
と追求すると意外と自分たちの知っていることで説明できたりするものです。そのとき、「理科って面白い!」となるはずです。
理科という科目は、根本理解が必要な科目です。だからこそ、教科書内容をしっかりと理解すべきです。しかし、授業で学ぶことから始めるのではなく、身近な現象に興味を持ち自分で色々調べることから始めてみませんか。その現象を理解するために必要な知識であれば、自然と知識として身につくはずです。テストに向けて「わかっている気になるな!暗記するぐらいやりこみなさい!」
と伝えていますが、実は反復練習による知識の蓄積と根本理解の両立こそが学ぶことの根本なのかも知れません。

沼津本部校 白砂晋平