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お弁当とは?


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本年度、富士宮校では中学生の授業を鏡、日比、前原が担当していますが、この3人には共通点があります。それは、お弁当を作ってくるということです。
「日比先生、今日のお弁当は何ですか」
「今日はガパオライス!」
「すご~い、うまそうですね!」
なんて会話が休憩時間に繰り広げられるのですが、ふと気になることがありました。なぜ「弁当」と言うのでしょうか?弁という漢字を見ると、理科の教科書に出てくる血管の弁を思い出しますし、当は当選などの当たるという意味が思い浮かびます。「弁当」とは、果たしてどんな意味なのでしょうか。調べてみることにしました。
今回、図書館で借りてきた本は次の3冊です。
語源辞典 名詞編 草川昇著
たべもの起源事典 岡田哲編
日本のお弁当文化 権代美重子著

さて、その由来は多種多様な説があります。古くは、面(めん)桶(とう)(農作業のときに麦飯などを入れていった一人用の木製の曲げ物)、便当(好都合、便利なもの)などと書き、「弁当」となったのは安土桃山期といわれています。その由来に織田信長が安土桃山城の築城のときに、食べ物を入れた容器を各人に渡したとする説があり、弁当は食物を分け与え、当座の配当を弁ずるという意味だそうです。辞書に弁(辨)には「わける、わきまえる、明らかにする、しらべる、備える」などの意味がありました。
他にも借りてきた本には「なるほど!」となるものがたくさん載っていました。例えば、寿司は酸っぱいを意味する酸(す)しの終止形(酢+助詞)、すき焼きは獣肉を鋤(すき)の上で焼いたことに由来するなどです。「なるほど!」という知識が増えると楽しくなってきますし、誰かに話したくなります。そんな「なるほど!」と生徒たちがなるような授業をするべく、今日も授業準備に励みたいと思います。

富士宮校 鏡真仁