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縄文時代の遺跡が世界遺産に


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今年の5月「北海道・北東北の縄文遺跡群」ついて、ユネスコの諮問(しもん)機関であるイコモスによって世界遺産の登録にふさわしいという勧告が出されました。そして7月27日にユネスコの世界遺産委員会で正式に世界遺産に登録されることが決まりました。
この遺跡群は北海道、青森県、岩手県、秋田県にある17の遺跡から構成されており、縄文時代の人々の生活や精神文化を伝えるものとされています。歴史の教科書にも載っている青森県の三内丸山遺跡も含まれており、たて穴住居や土器、土偶などが多数発見されています。土偶はなんと2000点以上発掘されているそうです。土偶が大量に発掘されたことによって、この集落で祭祀(さいし)や儀礼(ぎれい)が継続的に行われていたことがわかります。
また、北海道にある北黄金(きたこがね)貝塚からは、ハマグリやカキなどの貝類やマグロなどの魚の骨だけでなく、つり針や銛(もり)も見つかっており、人々が魚や貝を獲って、生活をしていたことがわかります。高速で泳ぐマグロを釣りあげようとしたり、一か八かで、銛を打ちこんでいたのかもしれませんね。見事にマグロを捕えた人はきっとヒーロー扱いだったことでしょう。このように、遺跡から当時の人々がどのような生活をしていたかを知ることができるのも面白いですよね。
教科書に掲載されていることにエピソードが加わると当時の様子がイメージしやすくなります。歴史まんがを読むこともオススメです。また三進の授業ではSee-beの映像資料を使っています。説明に加えて映像資料を使うことによって、当時の様子をよりイメージしやすくしています。生徒のみなさん、三進で楽しく効果的な学習を積み重ねていきましょう。