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冬の空


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空気が冷たくなり、冬の寒さが日に日に増していくのが感じられます。また夜になるとさらに冷え込んできます。では、なぜなぜ夜になると急に冷え込むのでしょうか。中2生は先日の授業でも扱いましたが、冬は湿度が低く、空気が澄んでいるため、昼間に暖められた熱が夜には宇宙空間にそのまま逃げてしまう、いわゆる放射冷却(ほうしゃれいきゃく)が起きやすいため、夏に比べて冬は夜と昼間の気温の差が大きくなります。ですので、晴れている日ほど夜は冷え込むというわけですね。
また、空気が澄んでいるからこその良いこともあります。それは、星が綺麗に見えることです。冬の空は星がたくさん見えますし、月もはっきりと見ることができます。特に満月の日は夏に比べて長い時間満月を観測できます。中3生は授業でも説明しましたが、太陽が出ている時間は季節によって変わりますね。夏至の日は太陽が出ている時間が一年で一番長く、冬至の日は一番短くなります。満月の日は、月は太陽の真反対に位置するため、太陽とは逆で冬の方が出ている時間が長くなります。冬は満月の観測に適しているということですね。
理科は身の回りの現象を学習する教科ですが、知識としてただ覚えるだけでなく、自分の身の回りのことと結びつけて理解することが大事です。「なぜこうなっているのか。」「だからこうなんだ。」と身の回りの現象を考えていきましょう。
下土狩校 手塚 亨