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身近な生物の観察


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春の季節になると、下土狩校の周りでは様々な鳥の鳴き声が聞こえてきます。先日、珍しい鳥がやってきました。カワセミです。カワセミは春になると川の周りでよく見られます。水面を飛びながら餌(えさ)となる魚を見つけると、そのまま川に潜り魚を捕らえます。川に潜りやすいようにくちばしが細長くなっており、その形は今の新幹線のモチーフにもなっています。長泉町には黄瀬川が流れていますが、下土狩校からは少し距離があるので、校舎の周辺では今までカワセミを見たことがありませんでした。羽を休めに来たのでしょうか。少しその様子を見ていましたが、すぐに飛んでいってしまいました。写真を撮っておけばよかったと少し後悔しています。さて、中学1年の理科の最初の単元は「身近な生物の観察」になります。ルーペや双眼鏡を使った身近な植物や動物の観察の仕方、スケッチを行います。日なたや日かげ、水辺など環境が変わると見られる生き物は変わってきます。カワセミが見られる周辺には水質がきれいな川があり、餌となる魚がいて、その近くに休むことができる木が生えていることがわかります。また、同じ種類の生き物でも周りの環境によって形や大きさを変えます。例えば、タンポポなどは、周りに背丈の高い植物が生えていたら、周りに負けないようにと背を高くし、人が足を踏み入れる場所では背丈を低くします。教科書にも生き物の写真が載っていますが、実際に観察をしてその違いを比べてみると、周りがどのような環境なのかが見えてきます。家の周辺や学校までの通学路で、どのような生き物が見られるのか、どのような違いがあるのか観察してみるのも面白いですね。きっと新たな発見が見つかるでしょう。


下土狩校 手塚 亨