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〇〇だからできること


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先日の11月16日に初の民間宇宙船「クルー・ドラゴン」で野口聡一(のぐち そういち)さんが国際宇宙ステーションへと出発しました。世界初の民間宇宙船で宇宙に行ったこと、宇宙へ行くコストが大幅に削減できたことが大きく報じられましたが、野口さんたち宇宙飛行士は国際宇宙ステーションへ何をしに行ったのでしょうか。実は、宇宙飛行士は、それぞれがミッションを携えて宇宙ステーションに滞在するのです。 野口さんの今回の目的は、宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で、微重力下での燃焼実験や宇宙空間でのiPS細胞の実験、小型人工衛星の射出、など様々な内容です。これからの宇宙空間での生活だけでなく、現在の地球上での生活をより暮らしやすくするために宇宙で実験をするのです。 特にiPS細胞の実験では、重力が小さい宇宙ステーションでは細胞が凝集(ぎょうしゅう)しやすくなるという考えから、地球上での実験よりも成果が得られやすいと言われています。この実験が成功すれば、臓器移植の研究が大きく進み、新しい臓器をつくることが実現可能となるそうです。「地球上ではできないこと、宇宙空間だからこそ新しく発見できること」、そんな目的を持って、宇宙飛行士たちは宇宙へと旅立ちます。
さて、中学3年生は受験校が固まってきましたね。この高校だからこそできること、この高校だからこそ頑張れること、そんな目的を持って、入試まで頑張っていきましょう。

下土狩校 手塚 亨