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小さな疑問


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先日、小学生の英語の授業にて「playのあとの楽器の前には【the】をつけることが多い」という話をしました。すると、「なんで【the】をつけるのですか?」と1人の生徒から質問がきました。
私自身は、中学生の頃に、同じように習いましたが、「なぜ大体は【the】をつけるのだろう」という疑問をもたず、「そういうものなのか」と思い学生時代を終え、教師になって初めて疑問をもち調べたので、今この瞬間にすぐに疑問をもてる生徒を素晴らしいと思いました。学ぶことにおいて「なんで?」「どうして?」という疑問はたとえ些細(ささい)なことでも非常に大切です。
「I play the flute.」も「I play a flute.」もどちらも言いますが、大抵は「the」を使います。それはなぜ?という疑問からその理由を知るだけで、「この時にはthe、この時にはaを使う」という根本理解ができ、応用して使えるようになります。他の英文においても、「あ、今回はtheを使うのかな」など子供たち自身でも応用し、しっかり区別して使えるようになります。
「the」は、その〇〇と指されたもの(人)を暗黙の了解で特定できる場合に使います。
楽器で置き換えたときに、「私は毎日リコーダーを吹きます。」だと、基本的に自分のリコーダーを吹くため「I play the recorder.」となり、故に「the」を使うことが多くなります。
ちなみに楽器屋さんでギターを試演するときは「I play a guitar.」となります。

言葉なので感覚的なこともありますが、その感覚を理解しているのとしていないのでは、英作文の出来もやはり違うなと生徒たちの解答を見ていると日々感じます。
「the=その」「a=1つ(人)の」という知識だけでは太刀打ちできないことも多々あります。そこで根本理解が大切になってくるので、理解したとき「なるほど、そうだったのか!」と知識の幅を広げられます。

子供たちにも日々、様々なことに対して「どうしてだろう?」と疑問をもち、「もっと知りたい!」と学んでいけるよう我々も頑張っていきます。

三島総本部校 川内隆乃