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飛躍のチャンスはここにあり


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小学6年生の2人が授業前に、「先生、質問があります。」と算数の問題を持って質問に来てくれました。
私:分からないままにせずに質問に来て、素晴らしい!さぁ、どの問題?
Aさん:これです。
Bさん:私も分からなかったので一緒にいいですか。
私:もちろん!いいよ。
私:まずは、問題文に書いてあることをまとめるよ。
(問題文を一緒に読みながら、問題文を図にしてイメージしやすいようにしていきます。)
私:ここまでは、問題文に書いてあるよね。さて、なぜここで違いがあるの?(図を見ながら、生徒に質問していきます。)
Aさん:うーん、こっちの方が長いから。
私:そう、その通り!どれだけ長いの?どう、Bさん。
Bさん:1988m-338m=1650mです。
私:そうだね。こっちの方がそれだけ、長いから…(やり取りをしながら、説明を進めていきます。)
Aさん:あー、そうか。だから、この式が出てきたんだ。
Bさん:なるほど。分かりました。
私:良かった。他に質問はない?
Aさん:ありません。
私:Bさんは?
Bさん:私もありません。
私:そうか。また、質問があればいつでも持っておいでよ。
AさんBさん:はーい。ありがとうございました。
と、やり取りをして自分たちの席に戻りました。すると、5分後ぐらいに先度質問に来た生徒達がまた私のところへ来ました。
Bさん:さっきの問題を練習したかったので数字を変えて問題を作りました。
Aさん:そして、解いてみました。合っていますか?
私:そうか。それはがんばったね。見せてごらん。おー、よくできている。そして、答えも合っているよ!
AさんBさん:(お互いに顔を見あってにこっと笑い)やったー!その時の2人は、とても素敵な笑顔でした。私もとても嬉しくなり、笑顔でそのやりとりを見ていました。さて、ライバルと聞くと「競い合ってお互いに高めあう仲間」と真っ先に思い浮かべる人は少なくないのではないでしょうか。もちろん、それもライバルですよね。しかし、この小学生たちのようにこのような形のライバルもあります。「あの子に勝ちたい!」と思わせてくれる存在がライバル、諦めそうなときに奮い立たせてくれる存在もライバル、そして一緒に頑張って喜びや達成感を共有できる仲間もまたライバルです。つまり、自分一人では引き出すことができないものでもライバルがいることによりそれを引き出すことができる。そして、更なる高みに引き上げてくれるのだと思います。三進には素敵なライバルたちがたくさんいます。そして、生徒達の成長を本気で考える教師もいます。飛躍のチャンスはここ三進にあります!
伊東本部校 岡田 怜