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とある小6生の実験


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12月14日から三島進学ゼミナールの各校舎では、小学生の冬セミナーを実施しました。そんな、冬セミナーのある日の授業のことです。ある生徒が「先生、これ見て下さい。」と言って私に見せてくれました。それは、透き通るような透明で美しい形をした、まるで高価な宝石のように見えました。「えっ、???あっ!結晶だ!」と彼に言うと、「そうです!ミョウバンの結晶です。」と教えてくれました。
実は、その日の数日前のことになるのですが、冬セミナーで理科の「水溶液(溶解度)」という授業を実施しました。彼は帰宅するなり、保護者の方に授業の内容を話したそうです。すると、保護者の方が「せっかくだから、お家で実験してみよう!」と言ってくれて、お店に行き実験の材料を揃えて、自宅で実験をしました。そして、出来上がったのが私に先ほど見せてくれたミョウバンの結晶だったのです。
※ミョウバンは温度によって溶解度が大きく変化する性質があります。その性質を利用した「再結晶」という方法で取り出しました。(中1で学習する内容です。)サポートして下さった保護者の方には感謝の思いでいっぱいです。そして、その生徒の笑顔を見ていると私はとても嬉しくなりました!それと同時に、彼の行動力や学問を追求する姿勢に私は感動すら覚えました。ここまで前向きになって、得た知識や経験は彼にとって、今後の飛躍に大きく影響するはずだと信じています。
私は、普段から教壇に立つ際に心がけていることがいくつかあります。その中の一つに、せっかく勉強するのであれば生徒には「前向きに」勉強してもらいたいということです。そして、その「前向き」を引き出すことが私たち教師の仕事の一つでもあると考えています。授業を聞いていて「わかった!よし、問題を解いてみるぞ!」や「楽しかった!面白かった!もっと知りたい!」、「目標を達成するために、夢を実現するためにもっと解けるようになりたい!」などなど…本来子供達が持っている興味や向上心を少しでも引き出してもらい、子供たちが秘めている大いなる可能性に一人でも多くの子供たちが自ら気づいて欲しいと願っています。そのために私たち三島進学ゼミナールの教師は、今日も目の前の生徒達に全力で授業をしていきます!
伊東本部校 岡田 怜