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御殿場校事典~英語編~


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英語は、学ぶ対象が言語・言葉なので、そう表現する理由などを考えるよりも使えるようにすることが大事になります。言葉はコミュニケーションのための道具です。すなわち、英語は道具だという面があります。一般に、道具は使えば使うほど、使い慣れて使いやすくなります。使う回数が多ければ多いほど上達します。英語も同様に使えば使うほど上達します。つまり、毎日の学習の継続が大切ということになります。
今の中学生は、ちょうど新型コロナの感染防止のための臨時休校や、さまざまな行動制限があったことで英語の初期の学習を通常通りに受けられませんでした。具体的に言うと、発音しながら単語を覚えるとか、難しい単語のスペルは書いて覚えるとか、教科書を何回も声を出して読むとか、そうした英語学習の基本に、十分な時間をとれず、基礎的な練習が定着しにくかったことと思います。しかし、そうは言っても時間は戻せませんから、これからの学習をしっかりやっていく中で学力アップをめざしていきましょう。当時から三進に通っていた生徒は、学校が停止している期間も塾で学習できたことは良かったですが、安心しておろそかにするとすぐに逆戻りしてしまうこともあります。引き続き頑張っていきましょう。
まず、英語の学習を段階的に見たいと思います。最終的には、ある程度の長さの英語長文がその場で短時間に理解でき、一定の内容を英語で表現できるようになるのが定期テストや高校入試に向かう上での必須学力になります。そのスタートは英文を構成している単語です。単語がわかっていなければ先には進めません。その次は、単語を組み合わせて英文を作るうえでのきまり、いわゆる「文法」です。単語力と文法の知識があれば、一文の内容理解は正しくできます。それが複数の文になり長文の読み取りとなります。よって、極端に突きつめれば、ポイントは単語と、(文法に基づいた)英文の二つを身につければいいということになります。

(0) アルファベットの確認

英語の練習を開始するにあたって、皆さんアルファベットはしっかり書けますか。特に、よく使う小文字です。「バカにしないでよ!」と怒られそうですが、皆さんの英文を見ていると、aなのかeなのかuなのか、あるいはoなのか、よくわからない場合があります。英単語や英文をていねいに書く習慣をぜひつけましょう。(ただし、時間はかけすぎないでください。)自分の英語が見やすくて、読みやすいと、自分が気持ちいいですよ。「気持ちがいい」ってすごく大事です。持続可能性が増します。

(1)単語の練習

単語はそれを見て、①発音できる ②日本語の意味が分かる ③英語でつづりを書けるようにします。このうち、動詞など、過去形や過去分詞といった形が変わるものはその変化形もセットに覚えておくことが大切です。三進のタブレットの「学習支援ツール」の「英単語」には発音も聞けますから、有効に活用できます。実際に単語が書けるかどうかは自分でテストしましょう。タブレットの単語の表の「消す」を使えば単語が消えますから、日本語を見て書けるかどうかテストしてみて下さい。書けないものは書けるまで練習しましょう。(「できるまでやる」、これがド根性です。)

(2) 英文の練習

教科書の基本文(教科書を開いた右のページの下にある枠の中の文です。)を見て、①発音できる ②日本語の意味が分かる ③英語で書けるようにします。この時、なぜそうなるのかの理由が文法になります。基本文は正確に覚えましょう。別の単語にかえてもできるようにするといいでしょう。次に教科書の本文です。ここでも①発音できる ②日本語の意味が分かる が必須です。本文は学年が上がるにつれて多くなりますが、できるだけ覚えてしまいましょう。1日1回は最低1ページを3回くらい読みます。この時、声を出して読んでください。必ず音読(おんどく)します。また、この本文の中で熟語が使われているような文は、特に気をつけて覚えましょう。定期テストで必出の文になります。この熟語・連語の練習に有効なのがタブレットの「重要表現」です。英単語と同じように①発音できる ②日本語の意味が分かる ③英語で書けるように練習ができます。

(3) 問題集での練習 

単語と英文が頭に入った後で、学校や塾の問題集などを解きます。大事なのは、すでに単語と英文を覚えているということです。そうでないと問題集はほとんど解けません。つまり、答えを写すだけの状態になってしまいます。答え写しは、気が楽ですが、何のプラスにもなりません。赤ペンで答えを書いて勉強した気持ちになっているかもしれませんが、それも同じです。「見ないで答えが書ける」この状態にしないと、できたとは言えません。ぜひ、そのレベルにまで上げてください。

それでは、皆さん、さっそくチャレンジしてみましょう。また、何か困ることがあったらいつでもお聞きください。
御殿場校 澤味 進