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御殿場校事典~数学編~


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4月の御殿場校のブログで、国語の勉強法を紹介しました。今月は数学の勉強法についてです。私は、数学こそもっとも実力が発揮される教科であると考えます。他の教科とは違い、記号問題もほとんどありません。答えも正誤がはっきりしています。そんな数学の成績を上げるにはどのような勉強をすればよいのでしょうか。今回は計算問題についてご紹介します。テストの間違いの中でよく聞くのが計算ミスです。計算ミスは、「本当はできるから大丈夫」と自分に言い聞かせて重要視しない生徒も少なからずいます。しかし、静岡県の公立高校入試を例に挙げると、計算問題だけで配点が12点分あります。実は計算問題こそ1問も間違えてはいけない大事な得点源なのです。つまり、数学の成績を上げる第一ステップは、計算ミスをしないことです。次のことを意識してみてください。
①こまめに答え合わせをする
計算問題に限らず、どの教科、どの問題でも何ページもいっぺんに解いて、まとめて答え合わせをするとデメリットが多いです。
1つ目は集中力です。答え合わせをする際に、細かな点まで確認する集中力が必要です。何ページも確認しているとだんだん集中力が落ち、答え合わせもいい加減になってしまいます。2つ目は間違いに気づかないことです。1つの問題のやり方を間違えて理解していると、同じパターンの問題はすべて不正解になってしまいます。これでは問題を解いた時間も無駄ですし、大量の解き直しが必要になりやる気を失います。3つ目は何ができるようになったかわからないことです。まとめて解く場合、ページを進めることに満足してしまい何ができるようになったか成果がわからなくなります。できない問題をできるようにすることが大切なのに、ページを進めることに目的が変わってしまいます。以上のことからこまめに答え合わせをすることで、自分の間違えやすいポイントがわかったり、集中して解き直しや確認がしやすくなったりします。そして「できるようになった」という実感も得ることができます。
②テスト形式で行う
ワークや問題集を見てみると、大問ごとに数問ずつ同じパターンの問題で構成されていることが多いです。計算の基礎が曖昧な生徒は大問ごと確認しながら解くことも有効ですが、テストを意識した場合はさらに良い方法があります。実際のテストでは、いろいろなパターンを混合した問題が出題されます。普段からテストで出題される形式に慣れておく必要があります。そこで各大問から1問ずつ選び、5問程度のテストをしてみてください。テスト本番を意識した予行練習ができます。さらに、①で紹介したこまめに答え合わせをすることにも繋がります。
③タイムプレッシャー
計算ミスの原因の1つに、焦って間違えることが挙げられます。そこで、普段から焦る練習をしましょう。②で紹介したテスト形式で計算問題を解く際に、ギリギリで解ける時間にタイマーをセットします。その時間内で解ききれるようにやってみましょう。初めは、設定した時間と解き終えた時間に大きな差が出ると思いますが、やっていくうちに時間の見当が正確につくようになってきます。また、正確さも意識することで、スピードと正確さを鍛える訓練ができます。また、ストップウォッチにすることで1回目のタイムより、2回目のタイムを上げる挑戦をしてみたり、解き終えたタイムを書いておき、友達と競ったりするのもゲーム感覚で楽しく勉強ができます。
以上のことを実践し、計算ミスをなくしましょう!
御殿場校 露木秀人