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秋は夕暮れ


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富士高前校に通う中学生も秋の定期テストに向けて着々と準備を進めています。この時期の定期テストでは、各学年の国語で古文・古典が扱われることが多く、富士地区の1年生は「竹取物語」、2年生は「平家物語」や「枕草子・徒然草」など、今年も例年通り出題されると予想されます。
さて「枕草子」と言えば、今や清少納言の代名詞とも言える、日本を代表する文学作品の一つですが、そもそも「枕草子」ってどういう意味なんだろう?と気になって調べてみました。色んな説があるそうですが、「枕草子」という言葉自体は清少納言が作った言葉ではなく、元々は一般名詞だったそうです。「草子」は冊子や帳面などの書物を指し、「枕」についての意味は今もはっきり解明されていないそうですが、一説によると、枕元に置き、その日に気付いたことや感じたことなどを忘れないように書き留めておくメモや手帳のようなもの、言わば備忘録のようなものを当時は「枕草子(まくらそうし)」と呼んでいたそうです。
「春はあけぼの」や「うつくしきもの」など、はじめて読んだ時は「日本語のはずなのに意味があまりよくわからない!」と、誰もが衝撃を受けたかと思います。しかしそれを読み進めていくと、当時の女性の感性や文化は、今とそれほど変わらないのだなとつくづく感じます。日常の中で可愛いと思ったことを呟いたり、いいね!と感じたことをさらっと書き記したりなど、現代でいうtwitterやinstagramとしていることは同じなのかもしれません。
どの教科においても、一見とっつきにくそうな問題も、切り口を変えてみれば、面白さを引き出せることがあると思います。みなさんが色んなことに興味を持てるよう、私たちもみなさんと同じように勉強しながら指導していきます!